
これまで様々なインターネット上の攻撃手段についてお話してきましたが、これまでの攻撃手段はメールなどによる誘導が起因となることの多いものでした。
今回は、ユーザーが自らインターネット上に仕掛けられた罠にはまってしまいがちな攻撃手段である「ダウンローダー」についてお話します。
ダウンローダーってなに??
ダウンローダーとははサイズの小さなコードで、実行可能ファイルや、攻撃者のサーバーから被害者のコンピューターに命令を出して好きなタスクを実行させるファイルを、ひそかにダウンロードします。
ダウンローダーってどんな悪さをするの?
メールの添付ファイルや不正な細工を施してある画像を介してダウンロードされたコードは、命令を出すサーバーと通信し、さらに別のマルウェアを被害者のシステムへダウンロードします。
どんなことに気を付ければいいの?
インターネット上でパソコンのソフトウェアのダウンロードページから実行ファイルをダウンロードしてソフトウェアを入手するのが一般的ですが、この実行ファイルに不正な細工をしていたり、ウイルスが仕込まれていることが大半ですので、特に無料で動作するフリーソフトウェアを謳ったものをダウンロードする際は、それが本当に必要なものであるか否か、信頼できるものであるか否かを十分に検討する必要があります。
不必要なものはダウンロードしない、信頼できないものはダウンロードしない。
これらを気を付けることで被害にあう確率を下げることができますので、インターネット閲覧の際には十分ご注意頂ければ幸いです。