メンタルヘルスマネジメント検定2種のお勉強12 うつ病以外のメンタルヘルス不調

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メンタルヘルスマネジメント検定2種の要点12回目のはじめに

職場でみられるメンタルヘルス不調には、うつ病以外のものもあります。それらの疾患の特徴や、症状を把握することは、メンタルヘルスケアを行う上でとても大切です。

 

うつ病以外の疾患

躁うつ病

うつ病とは対照的な躁状態という病態が認められます。日本では人口の約0.5%にみられるといわれます。

躁状態の特徴

・睡眠時間は減少しているにもかかわらず、活動性は高まる

抑制や配慮に欠ける言動の結果、尊大で大柄な態度になる

・大きな声でよくしゃべり、内容も非現実的で誇大な傾向になる

躁うつ病の進行に伴う症状

  1. 症状が軽いうちは、活力あふれる仕事熱心な人と見られる場合もあります。
  2. 症状が進行すると、活動的な一方で、パフォーマンスが極端に低下し、周囲とのトラブルを起こすこともあります。
  3. 症状が進行しても、本人には自分が病気であるとの認識が薄いあるいはない場合が多いです。

 

統合失調症

日本人では人口の約0.8%程度にみられる症状で、10代後半から30代前半の若年者に発症しやすい疾患です。

統合失調症の特徴

陽性症状:幻覚(幻聴や幻視など)、妄想、現実と非現実の区別がつかない支離滅裂の思考

陰性症状:コミュニケーション障害、意欲や自発性の欠如、引きこもり傾向

統合失調症の治療

  1. 陽性症状には薬物治療が有効とされますが、陰性症状には効果が表れないこともあります。
  2. 陽性症状が安定しても、陰性症状が後遺障害として残りやすいため、就業しながらの療養は難しいとされます。

 

アルコール依存症

飲み会での逸脱行為、飲みすぎによる遅刻や欠勤などの問題行動がみられ、出勤時にアルコール臭がするという人もいます。

アルコール依存症の特徴

精神依存:毎日飲まずにはいられなくなる

身体依存:アルコールが切れると手が震える、冷や汗が出る、イライラする、眠れないなどの症状が出る。

アルコール依存症の発症例
付き合い程度に飲酒する(機会飲酒)
飲酒回数が増え、毎日飲酒する(習慣飲酒)
飲みすぎて前日の記憶が飛んでしまう(ブラックアウト)
ブラックアウトをたびたび起こすようになるとアルコール依存症発症のリスクが高まる

 

 パニック障害

動悸、めまい、息苦しさ、非現実感などの突然起こる不安発作が繰り返される症状です。

パニック障害の特徴

・身体検査では呼吸器系、循環器系、脳神経系などに明らかな異常所見は認められない

・電車に乗ったり、人の多い場所に外出することが困難になる(外出恐怖や広場恐怖の症状)

パニック障害の心理

このまま死んでしまうのではないかという強烈な不安感に襲われることで、また同じように発作が起こるのではないかという予期不安につながり、このふたつの心理が循環してしまう特徴があります。

パニック障害の治療

  1. 薬物治療を中心に、治療法がある程度確立されているため、経過は比較的良好とされます
  2. 症状が良好であっても、服薬は1年程度以上、継続して行うことが必要です。

 

適応障害

明らかなストレスエピソードを契機に、1~3か月以内に症状が出ます。不安、ゆううつな気分、行為障害(無断欠勤、けんか、無謀運転など)が出現し、仕事や日常生活に支障をきたします。

ストレス状態が解消されれば、比較的速やかに症状は消失します。

適応障害の疾患が懸念される状況

・軽度であっても病的な反応を引き起こし得る強さのストレッサーの存在

・ストレッサーに対する個人的な脆弱性や、対処能力の問題が推定されること

・ストレッサーにより生じているとされる症状は軽度(ほかのいずれもの診断基準を満たさない)であっても、正常域を超えた情緒的または行為的な障害を現実に引き起こしていること

・ストレッサーの存在により個人の脆弱性、対処能力の問題が起こり、ストレス状況が憎悪し、情緒的あるいは行為の障害が発生し、これにより社会機能の低下を招くという一連の流れの間に因果関係が認められること

睡眠障害

睡眠の障害は、脳の高次機能低下(注意力、集中力、問題処理能力などの低下)を招き、ミスや事故の大きな原因となります。また身体疾患や精神疾患とも関連しています。

メンタルヘルス不調のサインとなる行動
不調のサイン特徴
パフォーマンスの低下・仕事の能率が低下する
・仕事のミスやロスが増える
勤務状況の悪化遅刻・欠勤・早退が増える
対人関係の取り方の悪化・挨拶や付き合いを避けるようになる
・他人の言動を気にする
・態度が落ち着かずイライラしている
・口数が少なくなり黙り込む
・わずかなことで腹を立てたり、反抗する

 

不眠症の症状

  1. 入眠障害:眠ろうとしても寝付くことができず、苦痛が生じます。(おおよそ30分~1時間程度
  2. 中途覚醒:一度入眠したあと、何度も目が覚めてしまう状態で、苦痛を生じます。
  3. 早朝覚醒:通常の起床時間よりおおむね2時間以上前に覚醒し、その後入眠できない状態をいいます。
  4. 中途覚醒:深く眠った感じが得られず、苦痛を生じます

 

睡眠時無呼吸症候群

この症状も不眠症の一部に該当します。

  1. 閉塞性タイプ:のどの構造の異常や肥満により、気道が狭くなり発症します。
  2. 中枢性タイプ:呼吸運動の機能自体に異常が出て発症します。

 

メンタルヘルス不調の現れ方とその対処

メンタルヘルス不調のサインとなる行動には下記のようなものがあります。

メンタルヘルス不調のサインとなる行動
不調のサイン特徴
パフォーマンスの低下・仕事の能率が低下する
・仕事のミスやロスが増える
勤務状況の悪化遅刻・欠勤・早退が増える
対人関係の取り方の悪化・挨拶や付き合いを避けるようになる
・他人の言動を気にする
・態度が落ち着かずイライラしている
・口数が少なくなり黙り込む
・わずかなことで腹を立てたり、反抗する

また管理監督者として取るべき行為は以下の通りです。

・日ごろから部下と適切なコミュニケーションを取り、部下が相談しやすい人間関係を構築しておきましょう

・メンタルヘルス不調のサインを早めに察知しましょう

・サインが現れた従業員と面接し、業務に起因するものであれば、職場内で速やかに調整を図りましょう

・疾病が疑われる場合は、事業場内産業保健スタッフや、事業場外の医療機関への受診を確認するなどの医療(治療)につなげましょう。

 

対処困難な事例は管理監督者一人で抱え込まない

管理監督者自身のメンタルヘルス上の多大な負担となり、適切な対応を取るためにも、早期に専門家と連携する必要があります。

事業場内産業保健スタッフが充実していない場合は、事業場外資源の活用も検討する必要があります。

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